この記事は以下のような方におすすめです
- ・定時で帰りたい方
- ・効率よく働きたい方
- ・プライベートを充実させたい方
こんにちは 元小学校教師のペリカンです
先生方は、毎日たくさんの仕事を抱えていますよね
探せばいくらでもやることが出てきて疲弊していませんか
今回は先生が効率的に時間を管理する方法「タイムマネジメント」についてお伝えします
タイムマネジメントとは、時間を上手に使うこと
優先順位をつけ、無駄な時間を減らすことで仕事と休養をバランスよく取る
目標に向けて時間を割り当て、余裕を持ったスケジュールを作ることが大切
適切な時間管理をすると、ストレスの軽減や生産性の向上につながる
以下のポイントを元に、仕事とプライベートのバランスを取り、充実した教師生活を送ることができます
- ・タスクの優先順位
- ・整理整頓の徹底
- ・オンオフの切り替え
では、詳しいタイムマネジメント術についてご覧ください
スケジュールの作成と優先順位の設定
先生方は教務必携やスクールプランニングノートを使って、週案を作り、会議や保護者との面談などの予定も書き込んでいるかと思います
そこへ授業の準備や評価の締切など事務仕事の予定も割り当てていきます
提出期限や時間をかける価値など考慮して優先順位を設定し、重要なタスクに集中できるように計画を立てます
時間ごとに取り組む内容も分けていました
午前 → 考えること (所見、授業研究、初めての仕事など)
午後 → 体を動かすこと (丸つけ、評価などの記録、教材準備など)
To doを決める時やすきま時間に何をするか決めやすくなりました
また、アンケートや提出書類は優先順位を考える時間がもったいないです
その場でサクッと取り組んでしまいましょう!
教材や資料の整理整頓と効率的な準備
授業の準備や教材の作成に多くの時間を費やしたいですよね
効率的なタイムマネジメントのためには、整理整頓が重要です
『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』の著者リズ・ダベンポートは、探し物に年間150時間も浪費していると指摘していました
探し物をする時間は何も生み出しません
- 整理 ・・・ 必要な物と不用品に分けて、不用品はすぐに処分
- 整頓 ・・・ 必要な物がすぐ手に取れるように周りを整える
整理整頓こそが日々の時間を生み出します
ペリカンが実践した具体策は以下の3つ
- ものの定位置を決める
- 頻繁に使うものは2つ持ち
- 書類はiPad
詳しくは別の記事で書こうと思います
また、授業準備に時間をかけすぎてしまうことはありませんか
自分に合う効率的な方法や情報資源を活用することもおすすめです
世の中には素晴らしい授業や指導法を研究されている優秀な先生方がいます
積極的に力を借りて、目の前の児童の実態と擦り合わせていくことでよりよい授業や指導ができていきます
インターネットですぐに出てきますよ!どんどん使っていきましょう!
- 教育技術 https://kyoiku.sho.jp/
- フォレスタネット https://foresta.education/
- TOSSランド https://land.toss-online.com/
- NHK for school https://www.nhk.or.jp/school/
- You tube https://www.youtube.com/
頼れるチーム
同じ学年の先生に限らず、他学年の先生方や教育サポートスタッフといったチームを頼っていくことはタイムマネジメントにおいて重要です
「頼ることが苦手」「頼ると余計な仕事が増える」 わかります…
「あの先生は仕事が遅い」「指導方針が理解できない先生」 いますよね…
できる範囲でタスクを分担することは、仕事の負担軽減に繋がります
特に教科担任制は、タスクを分担する良い例です
ペリカンの場合は理科を担当し、社会や図工など多いときで4教科を学年の先生に受け持ってもらいました
すると、自分のタイミングで予備実験ができたり、評価の整合性が取れたりするため、わざわざ学年会を開いて話し合う必要もなくなりました
また、理科が得意な先生に授業の相談ができたため、時間を有効に使えました
正直、指導方針が合わない先生には、主要教科以外を持ってもらったり、ペリカンの学級経営に差し支えない範囲の仕事をしてもらったりしていたこともあります
工夫次第で頼る・頼られるチームにしていくことはできるのではないでしょうか
自己ケアとリフレッシュ
常に忙しく働いていますが、自己ケアを怠ってはいけません
十分な睡眠をとったり、適度な運動をすることで体力と健康を保ちます
身体が健やかであれば、心も健康を保つことができます
睡眠時間が30分違うだけで、児童への対応や仕事への集中力が変わりました
また、趣味やリラックスする時間を確保し、ストレスを解消することも大切です
定期的な休暇や休息も計画に組み込み、その時は仕事のことを忘れて自分のプライベートな時間を過ごせるといいですね
コミュニケーションの効率化と「時間泥棒」
効率的なコミュニケーションは、タイムマネジメントにおいても重要な要素です
学年会や面談の時間を有効活用するため、事前に情報の共有や連絡事項の確認をし、必要な情報や資料を準備しておく必要があります
また、悪気はないけど害でしかない「時間泥棒」には要注意です
タイムマネジメントの意識がない人が放課後の職員室にはたくさん出現します
報告や相談と称した児童や保護者の愚痴や授業の相談に行くと数多の武勇伝を延々と聞かされませんか
ペリカンは日々の生活の中でキャラ作りをしました
- 定時退勤を目指す
- 集中モードの時は「話しかけるなオーラ」
- 物怖じせずにはっきり物申す
すると、誰でもいいちょっとした手伝いには呼ばれず、愚痴りたい・小言を言いたい人に捕まらなくなりました
もちろん自分自身も話しかけるときは明確な目的やプランを持っていき、相手の時間をいただいていることを忘れないことも大切です
こまめな振り返りと改善
タイムマネジメントの方法は一度作って終わりではありません
定期的に自分のスケジュールや作業の進捗を振り返り、改善点を見つけます
- 何に時間がかかりすぎたのか
- 何時間で取り組めたか
- より効率的に取り組む方法はないか など
自分のスタイルに合ったやり方を調べたり、考えたりするとより効率化できます
まとめ
学校の先生が効率的なタイムマネジメントを実践するためのポイントは、
- タスクの優先順位
- 整理整頓の徹底
- オンオフの切り替え
これらの方法を活用しながら、仕事とプライベートのバランスをとってください
そして、児童のためになる授業力・指導力を高めるためにたくさんの時間をあてて充実した教員生活を送っていけるよう応援しています