小学4年生

小4理科【理科室の使い方】授業・資料まとめ

こんにちは 元小学校教師のペリカンです

授業準備お疲れ様です

授業の資料やネタを単元ごとにまとめて先生方の調べる時間を短縮するお手伝い記事です

授業で困るポイントや解決策、使える資料や発展させた活動など見やすく、使いやすく紹介します

ぜひご活用ください

目標

指導要領にはありませんが、私なりに考えた目標がこちらです

理科室で安全に実験・観察を行うルールを知り、基本的な器具を使う活動を通して、これらの使い方・片付け方を身につけることができるよう指導する

  • 〈 ルール 〉
  • 落ち着いて取り組む
  • 身の周りの整理整頓を意識する
  • みんなで活動する

単元のつながり

理科室を使って実験・観察する単元全てに関わってきます

理科室を使う単元の前に、必ずルールを確認していました

難点

  • 時数に余裕がない
  • 子どもの実態による

器具の扱い方を集中的に指導できると、あとの指導が劇的に楽です

しかし、教科書会社によって時数にカウントされていないところもあり、字数の調整が必要になってきます

主な活動

理科室の探検

迫田一弘先生の「理科室探検で器具の配置を教えるを参考にした活動です

理科室の戸棚も準備室も全て開放し、どんなものがあるのか理科室マップにまとめます

普段は見れない場所を自由に見て歩ける時間を合法的に用意しました

好奇心旺盛な子の心を満たして今後の授業へ集中できるようにするねらいもあります

これから学ぶ単元の実験器具に興味を示す子や

ガラス器具や薬品が保管されていて危険なことを再確認する子がいました

器具の準備・洗浄

「金属、水、空気と温度」を学習するときによく使う器具がビーカーと試験管です

教科書の巻末などにある器具の使い方を参考に指導しました

これらを棚から持ってきて、水を測って、洗って、干し棚で乾かします

たかだか器具の洗浄ですが、初めて触る器具にドキドキしながら取り組んでいました

ここでの経験が生かされ、その後の実験では手際よく片付けることができます

マッチの付け方

今や化石と化した「マッチ」ですが、火の取り扱いを知るために教えていました

手元でつく火の近さに緊張して力んでしまう子どもも多くいますが、

理科室の机が不燃性であること、

濡れぞうきんを火に被せると火が消えることなどを教えます

実際に火のついたマッチを机に落として消させることで、

手違いが起きても落ち着いて対処できるように経験させるようにしていました

ガスコンロの付け方

4年生はたくさん使います

これだけでも事前指導しておきたいですね

ガス缶の着脱、点火、消火はもちろん指導します

さらにガス漏れについても演示をして指導していました

ガスが漏れている時のサイン「音」と「におい」を知ると、自分たちの実験でも気づくことができます

「変な音がする」「なんか臭いな」では対応が遅れてしまいます

取り組み際は、換気を十分に行い、火元に注意してください

「意外と知らない? 実験用ガスコンロの片付け」もぐりん先生 フォレスタネット

恥ずかしながら私も知らなかった…

使ったら必ずガスボンベを取って、再度つまみを回してガスを燃やし切るようにします

その他 おすすめ授業例

「マッチの使い方をマスターしよう」 関澤陽子先生の実践 TOSSLAND

火の用心四箇条は理科室に掲示したいですね

マッチの火を大きくしたり、小さくしたりさせる指導がユニークです

「最初が肝心!子どもが安全に演示実験を見るためのルール作り」 木村亮介先生の実践 TOSSLAND

演示を見る方法も指導が必要ですよね

私は以下もルールも指導しました

  • 教卓から1歩離れてかがまない
  • 教師側には立たせない

おすすめサイト

「授業開き(1) 理科室を使うときの約束」小森栄治先生の実践 

理科室の使い方がまとめられています

教師用に保存しておくこともオススメします

「こわれてしまったら、先生に報告ー」が結構重要

黙って返却されると次回の準備が手こずりますし、理科室の整備するとき教師の目だけでは見落としもあります

日頃から気に負わず、気づいたら報告してほしいと伝えていました

②理科室の使い方(教科書を見ながら解くワークシート) Y・YNET

自習の時など理科室の使い方を再確認するときに使えそうですね

6年生向けではありますが、抜粋すれば4年生も十分できます

まとめ

理科室で実験が始まると聞くと子ども達はワクワクとドキドキで興奮します

教師は安全管理が十分にできるか不安なことだと思います

安全かつ学習としての楽しさを味わえる時間にできるよう、

指導の緩急をつけられるといいですね

すばらしい指導方法を参考にみなさんの学校で取り組みやすい授業を検討してみてください