こんにちは 元小学校教師のペリカンです
授業準備お疲れ様です
授業の資料やネタを単元ごとにまとめて先生方の調べる時間を短縮するお手伝い記事です
授業で困るポイントや解決策、使える資料や発展させた活動など見やすく、使いやすく紹介します
ぜひご活用ください
目標
教科書会社によって取り扱う時期が異なります
東京書籍と啓林館は5・6月頃、大日本図書と教育出版は9・10月頃です
「雨水の行方と地面の様子」の目標は以下のとおりです
雨水の行方と地面の様子について,流れ方やしみ込み方に着目して, それらと地面の傾きや土の粒の大きさとを関係付けて調べる活動を通し て,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する技能を身に付けること。
(ア) 水は,高い場所から低い場所へと流れて集まること。
(イ) 水のしみ込み方は,土の粒の大きさによって違いがあること。イ 雨水の行方と地面の様子について追究する中で,既習の内容や生活 経験を基に,雨水の流れ方やしみ込み方と地面の傾きや土の粒の大きさとの関係について,根拠のある予想や仮説を発想し,表現すること。
小学校学習指導要領解説 理科編
単元のつながり

難点
指導するときに「厄介だなぁ」と感じていたところです
- 地面を流れる水の実験
- 天気に左右される
- 校庭の使用(運動会練習と重なる)
- 地面に浸み込む水の実験
- 道具の使い回し(濡れるため連続の使用が難しい)
- 「浸み込む」という状態の説明
時間割や教科担任制による制約が、天気に左右される屋外の活動を厄介にさせていました
主な活動
水たまりに注目して、なぜできるのか根拠を持った予想を立てます
そして、水がたまる要因を確かめるための実験方法を子どもたち主導で考えやすい単元です
実験 〜地面を流れる水〜
透明な容器にビー玉を入れて地面に置き、地面の傾きを調べる方法が準備が楽かつ目で見てわかりやすい方法です
水たまりができる場所とそうでない場所の見当を立てて、違いを調べます
詳しくはTOSS LAND 関澤陽子先生の実践① 実践②がおすすめです
実際の板書も掲載されており、授業の展開がとてもわかりやすいです
実験 〜地面に浸み込む水〜
一般的な学習の流れとは異なりますが、TOSS LANDの関澤陽子先生の実践③ 実践④もおすすめです
教科書で紹介される実験は、ガーゼで砂・土(・砂利)が落ちないようにします
しかし、関澤先生はガーゼの代わりに網戸の網を使うと、目が詰まることがなく繰り返し実験がしやすく、片付けが楽になると記しています
また、先に地面に浸み込む水の実験をしてから砂・土の粒の大きさに着目させて調べる流れで行っています
その他 おすすめ授業例
ふしぎエンドレス 理科4年「校庭にふった雨はどこへ?」やるキット NHK for school
根拠のある予想を自分で考え、みんなで考えて精選し、現在の予想をもった経緯を振り返る予想の仕方に特化した授業です
ワークシートや資料も一式揃っていて挑戦しやすくなっています
発展
小学校4年理科「雨水の行方と地面の様子」 河川財団
学習のまとめにおすすめ!最後にはクイズ形式で災害教育も!
小学4年新単元雨水のゆくえアクティブラーニング!水たまりを作らない土地の形を追求する! 理科YouTubers理科動画配信サイト
時間に余裕があったらこんな活動も楽しく学べそうです!
まとめ
タイミングよく雨が降り、実験の時には晴れてほしい天気頼りな単元でした
しかし、4年性に求められる「根拠のある予想を立てる」方法を学びやすい単元です
すばらしい指導方法を参考にみなさんの学校で取り組みやすい授業を検討してみてください