こんにちは 元小学校教師のペリカンです
授業準備お疲れ様です
授業の資料やネタを単元ごとにまとめて先生方の調べる時間を短縮するお手伝い記事です
ぜひご活用ください
目標
天気や自然界の水の様子について,気温や水の行方に着目して,それらと天気の様子や水の状態変化とを関係付けて調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する技能を身に付けること。
(イ) 水は,水面や地面などから蒸発し,水蒸気になって空気中に含まれていくこと。また,空気中の水蒸気は,結露して再び水になって現れることがあること。イ 天気や自然界の水の様子について追究する中で,既習の内容や生活経験を基に,天気の様子や水の状態変化と気温や水の行方との関係について,根拠のある予想や仮説を発想し,表現すること。
小学校学習指導要領解説 理科編
単元のつながり
教科書会社によって、指導の時期が異なります
水の三態変化の前に指導する場合と後にする場合では、
変化がわかりやすい導入や実験・観察が異なるはずです
新しく赴任した先生は年間計画をよく確認しましょう!
授業前の準備・注意点
撮影・観察スポットの確認
晴れの日と雨の日の地面の様子を比較できるように写真を用意します
水たまりができやすい場所とそうでない場所を探す
または、子どもたちと一緒に撮影しておくといいですね
もうひとつ、
地面にしみ込んだ水の蒸発を観察する場所を探します
砂場の中でも日当たりによって蒸発の具合が異なるため、予備実験はしておく必要があります
おすすめ授業例
「水てきはどこから?」やるキット NHK for school
https://www.nhk.or.jp/school/yarukit/rika/endless4/D0005110416_00000.html
取り扱う季節によって蒸発や結露の様子を見せにくいことがあります
動画でわかりやすく結果を確認できて便利です
予想の手掛かりが複数紹介されているところも助かります
水のすがたとゆくえ 宮城県総合教育センター
https://www.edu-c.pref.miyagi.jp/midori/science/jugyo-sien/jugyouan/2010/s4/syou4_09_mizusugata.pdf
『水の三態変化』と『水のゆくえ』を織り交ぜて一つの単元として指導しています
授業の各ポイントで必要な発問がわかりやすく記されています
おすすめ教師用資料
自然蒸発の仕組み
水が100度に達していないのに蒸発する仕組みとは? ギモン雑学
水分子の繋がりが切れることで蒸発が起きます
その原因が図解されていてわかりやすい!
結露の仕組み
どうして結露は出来るの?結露の基本と対策 Mado Pro
飽和水蒸気量の説明が小学生にもわかりやすく紹介されています
結露対策を調べてまとめたら、学習を活用することができますね
おすすめ発展資料
工作
◎紙のかしつき 教育出版
電気を使わずに加湿できるため、どこでも置けます
花びらの形状や枚数、吸水させるものなど条件を変えて
どのくらい加湿されるのか調べてみたらおもしろいかもしれません
塩作り
◎【自由研究】海水から塩を取り出そう(小学生向け) Resemom
5年生理科「ものの溶け方」の内容も含みますが
水の中に隠れている物質を蒸発という方法で探しだす楽しさを味わえる実験です
まとめ
教科書会社によって取り扱うタイミングが異なる単元でした
既習内容または今後の繋がりを意識して指導できるといいですね
すばらしい指導方法を参考にみなさんの学校で取り組みやすい授業を検討してみてください