こんにちは 元小学校教師のペリカンです
授業準備お疲れ様です
授業の資料やネタを単元ごとにまとめて先生方の調べる時間を短縮するお手伝い記事です
ぜひご活用ください
目標
電気の回路について,乾電池と豆電球などのつなぎ方と乾電池につないだ物の様子に着目して,電気を通すときと通さないときのつなぎ方を比較しながら調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する技能を身に付けること。
(ア) 電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること。(イ) 電気を通す物と通さない物があること。
イ 乾電池と豆電球などのつなぎ方と乾電池につないだ物の様子について追究する中で,差異点や共通点を基に,電気の回路についての問題 を見いだし,表現すること。
小学校学習指導要領解説 理科編
単元のつながり
授業前の準備・注意点
ショート回路に要注意
電池の両端を同線だけで繋ぐ「ショート回路」
回路の抵抗が小さいため大電流が流れてしまい
電池が熱くなったり、液漏れしたりします
液漏れしたときには液には触らない
触ったら水で洗い流すように注意を呼びかけましょう
かん電池のきけんなつなぎ方 NHK for school
乾電池が熱くなっていく様子を動画で観ることができます
実験キットの配り方
◎便利な実験キット、ひと手間かけるだけで「理科の力」が身に付きます! フォレスタネット
実験の計画を立てるときに「何が必要かな」と問いかけて、
その都度必要な部品のみ配布していく
授業時数や教師の時間に余裕があれば
身の回りのもの
磁石に引きつくかどうか調べるために身の回りのものを集めます
教科書に載っているものが十分な数、用意があるかしっかり確認しましょう
スチール缶や小銭は集めるのに時間がかかるため要注意!
おすすめ授業例
「あかりをつけるには?」やるキット NHK for school
https://www.nhk.or.jp/school/yarukit/rika/endless3/D0005110395_00000.html
電気のつく回路、つかない回路をベン図にまとめて
同じところ・違うところを見つけながら比較していく授業です
↓続編もあります
「あかりがつくものは?」やるキット NHK for school
豆電球に明かりをつけよう 森竹高裕先生 フォレスタネット
https://foresta.education/estanet/essence/detail/1838
豆電球のつくりに注目して、電気の通る道を押さえる授業
TOSS 向山洋一先生の実践をベースにされています
特におすすめのページは、
- 5回目の投稿 明かりがつく仕組みの説明
- 6回目の投稿 千切ったアルミホイルに電気が通るか
子どもたちが「?」となる瞬間を作り、
理科が得意な子も苦手な子も一緒に考える授業ができそうです!
おすすめ教師用資料
子どもの思考を理解しよう
◎イメージを持つことで問題を見いだす授業事例 教育技術
目に見えない事象をを前提に問題をつかむことは難しいものです
イメージを図に示すことで、思考が見える化されます
電気が通る状態を正しく捉えていれば、同じスタート地点から学習に臨むことができます
豆電球の内部に注目
◎電気の通る道を考える フォレスタネット
こちらは授業例でもありますが、
教師がイメージ図を見るときの視点について書かれています
乾電池からの電流の流れ方や豆電球の内部など、
目に見えない(見にくい)ところを子どもたちに注目させ、理解を深めていきます
おすすめ発展資料
おもちゃ作り
◎和紙風ランタン 雪印メグミルク
電池の部分を収納したい子向けはこちら
◎明かりをつけよう 宮城県総合教育センター
4ページに5種類のおもちゃ(自作器具)の簡単な紹介があります
クイズボックスは係活動で活躍すること間違いなし!
まとめ
電気を通すものと通さないものの同じところ、違うところをよく見て探し、比較できるように指導ができるといいですね
すばらしい指導方法を参考にみなさんの学校で取り組みやすい授業を検討してみてください